それでも政治にカネは必要だ

裏金議員、大いに吠える!

萩生田 光一 衆議院議員

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世襲議員と資産家議員だけになってよいのか? (聞き手 青山和弘・政治ジャーナリスト)

 ――先の衆院選で萩生田さんは東京24区から出馬し、前回選挙より7万票減らすも、次点に7000票余りの差で当選しました。当確の瞬間はどんな気持ちでしたか。

 萩生田 なんだか初めての選挙みたいな新鮮な感じで政治家として新しい命を吹き込んでもらった気がしました。これまでまずい点もあったけど、襟を正してやり直そうと。

 ――選挙区での最大のライバルは立憲民主党の有田芳生議員でした。「私を落選させるためだけに出馬した刺客に、この八王子を任せるわけにはいかない」という訴えは、有権者に響いたのではないですか。

 萩生田 有田さんの住所は練馬で、選挙中、毎日ホテルに寝泊まりしていた。本気で八王子を地盤にして政治に取り組むというより、私を落とすために来たのだろうから、その点を正しく地元の人に訴えれば届くはずだと思いました。

 ――東京24区には公明党・創価学会の票が約4万票もあると言われています。出口調査を見るとかなりの部分が萩生田さんに入った。これが選挙の帰趨を決したのではないですか。

 萩生田 公明党は、自民党が公認していない候補は推薦できないという方針でした。だけど公明党の東村邦浩都議が、「党として応援はできないけれど、友人として市民としてあなたがふさわしいと思う。だから私は応援したい」と言ってくれた。それがじわじわ公明党・創価学会の人たちに伝わって応援して頂いたんだと思います。

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source : 文藝春秋 2025年2月号

genre : ニュース 政治