「総裁候補9人とも子分がいなかった」(久米)
「安倍の12年で技量も闘争心も失われた」(曽我)
「公明党への『依存』はさらに強まる」(中北)
曽我 今回の衆院選では自公合わせて215議席と、15年ぶりに与党で過半数(233議席)を割り込みました。自民党本部で長く選挙対策を担当され、「選挙の神様」とも呼ばれる久米さんとは昨年末にも情勢について話しましたが、厳しい数字が出るだろうという見方で一致していた。が、ここまでとは思わなかったですね。
久米 まったくです。いちばん驚いたのは、武田良太元総務相の落選。「武田王国」と呼ばれた福岡11区で圧倒的優勢と見られていた旧二階派の大番頭ですからね。
中北 党の役職停止処分(1年間)を受けていましたが、日本維新の会の新人候補を相手に、まさか議席を失うとは。
久米 油断したのでしょう。各地に応援に行っていて、中盤で「危ない」という情報に接し、慌てて地元に帰ったそうです。いわゆる派閥の裏金問題に対する有権者の怒りを甘く見ていたのだと思います。
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source : 文藝春秋 2024年12月号