大谷翔平 いつまでも普通の人

冨田 英揮 ディップ株式会社代表取締役社長

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 ワールドシリーズ3連覇を目指すドジャース・大谷翔平(1994~)。全国の小学校約2万校にジュニア用グローブを寄贈するなど、子供たちにも夢を与え続けている。2023年12月には、「バイトル」などで知られる人材会社・ディップのブランドアンバサダーに就任した。自らCMのコンテを描いて大谷を口説いたのが、同社の冨田英揮社長だ。同社の配信動画で大谷と二度にわたり対談した冨田氏が、大谷の“素”の姿を語る。

子供たちに夢を与え続けている大谷翔平氏 Ⓒ時事通信社

「はたらくとは、傍(はた)を楽にすることだ」。私が新卒で入社した不動産会社の研修で教わった言葉です。どんな時も、自分の成績よりチームを優先する大谷さんにピッタリの言葉だと思いませんか?

 たとえば今季、大谷さんは本格的に投手として復帰し、初めてのサイ・ヤング賞受賞に期待がかかっていました。そんな中の7月10日、左ひざの炎症を受け、大事を取って先発登板を回避しました。サイ・ヤング賞を目指すなら、多少無理してでも登板数を重ねたほうがいいはずです。ですが、大谷さんにとっての目標は個人の賞ではなく、あくまでチームのワールドシリーズ3連覇。そのことが明確に伝わってくる決断でした。

 昨年の二度目の対談の際、この言葉を伝えたうえで「大谷さんそのものですね」と言いました。すると彼はこう答えました。

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source : 文藝春秋 2026年11月号

genre : ライフ スポーツ ライフスタイル