胃カメラ、不倫デート。母はどこに行くにも私を連れて行った
母が亡くなった翌日の4月30日に突然、顔の半分が動かなくなりました。突発性難聴などと同じで、強いストレスで発症するんだそうです。自宅で行った葬儀では曲がった口で喪主の挨拶を行い、連休明けに入院。今はすっかり治りました。
今年4月、直木賞作家の佐藤愛子さんが、老衰のため都内の施設で亡くなった。享年102。杉山響子さん(66)は、佐藤さんと2番目の夫で作家の田畑麦彦氏の間に生まれ、8歳の時に両親が離婚して以降、母娘2人で暮らした。大学卒業後は母の秘書を務め、結婚後も二世帯住宅で同居した。

亡くなってしばらくは母への罪の意識に苛まれました。賑やかなのが好きとわかっていたのに、施設で1人にしてしまった。2024年に施設で転んで肋骨と大腿骨を骨折し入院、さらに認知症が悪化しました。もはや会話もままならなくなってくると母に会うのが怖くなって。施設でのノロウイルスの流行や自分の風邪を、施設に行かない口実にしたこともありました。手を握ってほしがったので行けば握り、できるだけ母の意に沿うようにはしたけれど、果たして私のしたことが母の意に沿っていたのか。あれこれ考えては自分を責めていました。
だけど最近、それがなくなって代わりに過去のことを思い出しては、腹を立てるようになってきたんです(笑)。だから母への気持ちは、今はマーブル状ですね。
罪の意識と腹立ちがマーブル状
母の中には活火山があり、その火の粉がいろんな人に累を及ぼした。「いくらなんでもひどいよ」と腹立つことがたくさんありました。
幼稚園の時、母の鏡台の上にあった化粧水や乳液を全部混ぜて遊んだことがありました。近所のマコちゃんという年下の女の子と一緒です。母は気づいた瞬間、私の腕をつかんで押し入れに押し込み、幼いマコちゃんの横っ面をバンと叩いて外に放り出したんです。
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