個人情報漏洩から「自分を守る」7カ条

上原 哲太郎 立命館大学情報理工学部教授

NEW

ニュース 社会 テクノロジー

一連の出来事は前哨戦にすぎない

 企業・団体への不正アクセスによる個人情報の漏洩が、連日報じられています。

 日本を代表する大企業、サイバー対応が得意なはずのIT企業、さらには中央官庁・地方自治体まで被害が広がっていますから、読者の皆さんが不安になるのも当然です。

 10月21日には、ウェブサイトの7割が使用している「PHP」という言語に重大な欠陥があると公表され、世界中のウェブサイトやサービスが一時停止に追い込まれる大騒動になっています。

 いまネットの世界では、一体なにが起きているのでしょうか。

 大前提として知っておきたいのは、ネット社会を支えるソフトウエアは大規模かつ複雑で、ミスが入り込みやすい性質があることです。いわゆる「バグ」です。これは避けられない。これまでその弱点を技術の進歩で補い、バグの起こりにくい世界が実現していました。

 バグとは、ファミコン世代なら分かると思いますが、ゲームにおける“裏技”のようなもの。想定されない量や順番で、無数のデータを突っ込むことでバグを引き出す。つまり、バグを探し出すことは、ゲームの裏技同様、とても面倒くさい作業で、人力で全てを探すことは不可能。そのため、バグは常に一部が見逃されるのが常態化していました。

年額プランがおトク!月あたり900円で全記事読み放題

月額プラン

1ヶ月更新

1,200円/月

オススメ!

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

18,000円一括払い・1年更新

1,500円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2026年12月号

genre : ニュース 社会 テクノロジー