国産プラットフォーマーの盟主が配信の未来を語る
現在、国内配信サービスで、会員数1000万人を超える王者Netflixに対抗するのが、国内シェア2位につけるU-NEXT。
同社を率いる、U-NEXT HOLDINGSの代表取締役社長CEO、宇野康秀氏は、2000年代にはUSENの代表として「ヒルズ族の兄貴分」とも呼ばれ、インターネット業界を牽引し、「GyaO」で映像コンテンツの配信事業にいち早く取り組んできた。リーマンショックで大きな挫折を味わいながら、再び業界の雄へと返り咲いた経営者の歩みは、日本の映像配信ビジネスの歩みと、ぴったり重なる。Prime Video、Disney+などの外資勢を相手に孤軍奮闘する“国産プラットフォーム”の大黒柱は、コンテンツ配信を、どのように展望しているのか。
今年3月、第6回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)をNetflixが独占配信し、大きな話題を呼びました。中継のクオリティの高さに対して好意的な意見もあれば、誰もが心待ちにしたスポーツイベントの放送を、有料の配信サービスが独占したことに対して、戸惑う声もあったように思います。
私なりに分析すると、WBCが国民的行事にまで成長した理由は、ドラマチックな試合内容もさることながら、これまで地上波で放送され、人々が感動や興奮を共有できたことが大きかったと感じます。
Netflixを観ることができない層を中心に「どうして地上波でやらないのか」といった声が上がった理由は、これまで当たり前だったものが、そうではなくなった感覚があったからではないでしょうか。
たとえば2023年に開催された前回のWBCは、大谷翔平選手の歴史的な活躍だけでなく、それ以外の選手たちの奮闘も多くの人々の脳裏に焼き付いています。仮に地上波の放送がなく、配信のみだったとしたら、少なくとも、あれほどの盛り上がりは生まれなかったでしょう。今大会を振り返ると、結果が準々決勝敗退だったため単純な比較はできませんが、社会現象を起こしたとまでは言い難いですよね。
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