2014年、アメリカでの約20億円のオファーを断って古巣・広島カープに復帰し、その後の25年ぶりのリーグ優勝に貢献した黒田博樹(1975~)。1年後輩の“専属捕手”がエースの秘話を明かした。

「ここはフォークや!」
2006年のロッテとの交流戦、二死満塁フルカウントのピンチで黒田さんはマウンドに僕を呼び寄せ、檄を飛ばしました。サインに迷っていた僕の弱気を見透かしていたのでしょう。結果は三振です。黒田さんは、どんなに苦しい時でも、力強く引っ張ってくれる人でした。
同じ関西出身で、ピッチャーとキャッチャーという間柄だからか、黒田さんには若い頃から可愛がってもらい、試合後には、よく食事に連れて行ってくれました。先に一軍に定着したのはもちろん黒田さん。僕も背中を追ってなんとか試合に出られるようになり、2005年の開幕戦でバッテリーを組んでからは、黒田さんが登板する試合では“専属”のような立場でマスクを被りました。
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