サイエンスライターの佐藤健太郎氏が世の中に存在する様々な「数字」のヒミツを分析します
今年は冬季五輪、WBCにW杯と、世界的スポーツイベントが続いた。選手たちの活躍を見ていると、こうした素晴らしいアスリートが生まれる条件とは何なのだろうかと考えてしまう。
以前から言われているのは、生まれ月の効果だ。多くの分野で、アスリートは4〜6月生まれが多く、1〜3月生まれが少ない。試しにプロ野球の支配下選手のうち、日本出身の744人を調べてみたら、4〜6月生まれが224人(30%)を占め、1〜3月生まれは133人(18%)に過ぎない。Jリーグでも同様の傾向が見られるし、過去のデータでも一貫して早生まれは少ない。
幼い時に競技を始めた際、4〜6月生まれの子は先に生まれた分だけ体格や運動能力が発達しており、このため手厚い指導や出場機会に恵まれやすいのだ。1年分に近いハンデを背負った早生まれの子は、どうしても成功体験を積む機会が少なくなってしまう。このため、我が子をアスリートに育てたい人には、4月ごろに子供が生まれるよう調整を行う人もいるという。
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