エヌビディア、インテル、TSMCが求愛する日本企業「イビデン」社長が語る“地方企業の生き残り方”

河島 浩二 イビデン社長
杉本 りうこ ジャーナリスト

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「イビデン」と聞いてピンと来る人は、きっと半導体業界の玄人筋か、株式投資家だろう。半導体(IC)パッケージ基板という、小さなチップとマザーボードとを電気的につなぐ部品を製造する世界最大手だ。消費者の目に触れない黒子企業であり、本社は岐阜県大垣市というのも失礼ながら地味である。しかしこのイビデン、過去1年で株価が最大7倍超にまで急騰した。理由は、エヌビディアとインテルといった“半導体ガリバー”たちが、「我が社にもっと製品を」と競ってラブコールしているからだ。

 

 7月に電撃訪日したエヌビディアCEOのジェンスン・フアン氏は過密スケジュールの中で、密かにイビデン社長と差し向かいで直談判している。大垣の秘宝、いや、日本の至宝と呼ぶべきイビデンとは、一体どんな会社なのか、河島浩二社長に聞いた。(聞き手 杉本りうこ)

 

■関連記事 「倒産まであと30日」エヌビディアの爆走経営(杉本りうこ)

イビデン社長の河島浩二氏 ©堀勝志古

 ――エヌビディアのジェンスン・ファンCEOは7月の来日時、特に時間を割いて河島社長に会いました。ファン氏とは初対面でしたか。

 過去に何度か会ってはいますが、間近に会ってじっくり話すのは実は今回が初めてです。

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