議員辞職、金銭授受疑惑、政治家人生……全部語った
8月25日、藏内勇夫(72)は福岡県議会議長、そして約40年にわたり務めてきた県議を辞職した。
ことの始まりは、7月7日、元議長の吉松源昭(もとあき)県議が、議長ポストの見返りに総額2000万円以上を自民党県議団幹部に支払ったことを会見で告発したことだった。吉松の告発は、既に報じられていた高額の海外出張費用問題とあわせ、福岡県議会問題として、メディアを賑わせることになった。吉松の告発により、メディアのターゲットとなったのが、“福岡県議会のドン”と呼ばれる藏内だった。本人も自嘲するように、藏内は「日本一悪い男」となった。わずか50日で、権力の椅子からすべり落ちた男が語る。
──金銭の授受について一貫して否定してきました。やましいことがないのなら、なぜ議員まで辞めるのでしょうか?
藏内 「議長だからこそこの福岡県議会を改革し、進化させなきゃいかん」と思いつつ、僕自身、本当に眠れぬ夜もあった。そんな中、この9月議会で政治倫理条例の制定を目指すスケジュールが了承され、議会改革の道筋がついた。そして、8月17日の臨時議会の採決で若手に苦労をかけた。彼らをはじめいろんな方の意見を聞いて、ここはもう議長だけでなく、県会議員も辞めた方がいいと。私のいない県議会で改革案を進めてもらった方が県民の理解につながると考えました。
自民党国会議員からの電話
──辞職表明した後、国会議員から連絡はありましたか?
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