国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです
7月下旬、特別国会の閉幕を受けて、高市首相が記者会見を行いました。〈この国会の反省点、教訓〉についての記者の質問に、首相は〈謙虚に真摯に国家国民のために仕事をしていくだけ〉であり、〈反省点というのは特にございません〉と述べました。
このやりとりは主要メディアが一斉に報じ、「反省点なし」の発言に野党や識者などから批判や皮肉の声が聞かれました。私自身も「何事にも反省点はありうるのでは」と疑問に思いました。
思うに、「反省点」という質問の文言を、首相は「後悔する点」と捉えたのかもしれません。それならば、「わが国会対応に悔いなし」と自信を持って発言したのだ、とも解釈できます。
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