黒髪に切れ長の目。昭和47(1972)年パリ・コレで鮮烈にデビューし、5年後には米ニューズウィーク誌で「世界の6人のトップモデル」の一人に選ばれた山口小夜子(やまぐちさよこ)(1949―2007)。急性肺炎により57歳で逝去した。所属事務所の近藤女公美(こんどうめぐみ)代表が語る。
ライブハウスに行くと、周りの仲間に合わせてフロアに座ったりするし、イベントに招待されると自分が特別扱いされるのは嫌がる。お酒はあまり飲めないけれど、数人で語らう食事などには喜んで出かけていく。素顔の「小夜ちゃん」は、そんな気取りがない謙虚な人でした。
生涯独身を通し、クールなイメージだったため、一見、近寄りがたい神秘的な印象があったかもしれませんが、実は非常に情に厚い人でした。一緒に仕事をする人はもちろん、つねに周囲に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのを忘れませんでした。
人前ではなかなか見せないのですが、人一倍の努力家でもありました。
子供の頃に体が弱かったため、健康には特に気をつけていました。
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source : 文藝春秋 2008年2月号

