▼〔本格海鮮小鍋〕
小樽市「小樽高島漁港 まつ匠」の『小樽の小鍋セット』は、一人前の容器に北海道を代表する鍋料理を盛りつけてあり、電子レンジで温めるだけの、便利な逸品。濃厚な味噌味の『石狩鍋』、紅ズワイガニがふんだんな醤油味の『かに鍋』、ふわふわのつみれに出汁が染みた『つみれ鍋』、北海道余市漁港で揚がった甘エビを入れた『えび汁』の4種類の詰め合わせだ。
大根など野菜も盛り込み、自社製造の甘エビと塩、麹で熟成させた調味料「甘えび魚醤油」を隠し味に加え、深みある味わいに仕立てた本格海鮮鍋だ。4種セット5940円(税込・送料込)。(問い合わせ先・小樽高島漁港 まつ匠 https://www.rakuten.co.jp/otaru-kaiyo/)
▼〔幻の大粒大豆〕
山梨県身延町でのみ生育し、稀少性の高さから「幻」と呼ばれる、「あけぼの大豆」。一般的な大豆より粒が大きく、甘みが強く、豊かな食味が特徴。「身延町あけぼの大豆拠点施設」では、豆のよさを最大限に引き出した料理を冷凍パックに仕立てた。『極上枝豆ディップ』は、枝豆の濃い味が広がる。天然塩を加えた『ソルティー』と、枝豆の甘みを活かした『スウィーティー』があり、クラッカーなどにのせて楽しみたい(各100グラム袋2個入り、税込1000円)。『極上ポークビーンズ』(200グラム袋2個入り、税込1500円)は、大豆と豚肉、トマトを煮込んだアメリカの家庭料理。大豆の甘みとトマトの酸味がよく合い、美味しい。(問い合わせ先・身延町あけぼの大豆拠点施設 電話0556・42・7015)
▼〔季節の銘菓〕
岐阜県の東部、中津川市は栗や柿などの山の幸が豊富。「栗きんとん」発祥の地として知られ、和菓子文化がさかんだ。お隣の長野県の南信地方名産の干し柿、「市田柿」を使った銘菓も数多い。
同市で100年以上続く老舗、「仁太郎」の『柿天女』(150グラム入り、税込1360円)は、市田柿をざっくりと割り、なめらかなホワイトチョコレートをからめた。干し柿の透明感ある茜色と、ホワイトチョコレートとの色合いが美しく、ねっとり熟した市田柿の甘さに、クリーミーなコク。羽衣をまとった茜色の天女と、雪ん子との出会いを表した銘菓だ。12月1日から翌年3月20日頃までの期間限定販売。(問い合わせ先・仁太郎 電話0120・79・3501)
▼〔秋田のかづの牛〕
ヘルシーな赤身が特徴で、牛肉本来の旨みが感じられる「日本短角種」。全国の和牛の中でも1%しかいない希少な品種で、秋田県十和田八幡平の「かづの牛」はその一つ。秋田県畜産農業協同組合鹿角支所が運営する「かづの牛工房」では、約130頭を自然放牧、自然交配の飼育により、肉質は低カロリー、高タンパク、ミネラルが豊富だという。このかづの牛の加工品が、『ハンバーグ』(3個セット、税別1320円)と『ビーフジャーキースライス』(15グラム入り袋×3個セット、税別990円)など。レトルトパックの『ハンバーグ』はジューシーで旨みがたっぷり。『ビーフジャーキー』も噛むほどに、旨みが広がる。(問い合わせ先・かづの牛工房 電話0186・25・3311)
▼〔伝統と革新の友禅〕
例えば、「三越」の紙袋のデザインワーク。人間国宝、森口邦彦の展覧会「友禅/デザイン-交差する自由へのまなざし」が出身地、京都で開催されている。仏留学時代、画家バルテュスから投げかけられた「伝統を途絶えさせてはいけない」という言葉。友禅作家の子として誕生した自身のルーツである古典的な幾何学文様に、仏で学んだグラフィックの思考を取り入れた「友禅・デザイン」は友禅の新地平を開いた。交差する両極の感性。着物をはじめ、多岐に及ぶ作品と共に創作活動を回顧する。12月6日まで。午前9時半~午後5時(金曜と土曜のみ午後8時閉館)、入館は閉館時間の30分前まで。月曜休館(11月23日開館、24日休館)。観覧料一般1000円。(問い合わせ先・京都国立近代美術館 電話075・761・4111)
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source : 文藝春秋 2020年12月号