(右から)
東京都品川区長 森澤恭子
つながるキッチン代表 中原麻衣子
「チャコ」「ヒヨコ」これは2人だけの呼び名。当時はまっていたドラマの主人公の名前で今も呼び合っている。入学時にクラスが一緒で、一緒にダンス部に入部、それ以来の親友。お互いの挑戦にいつも刺激を受けてきた。「ヒヨコ」こと中原麻衣子は、「身体は食べたもので作られる」を信条に、台所文化伝承家として活動。著書『いまさら聞けない箸の持ち方レッスン』(主婦の友社)も出版し「美しい箸の持ち方教室」が大人気。熊本県の棚田を守る「シェア田」制度も創設。私「チャコ」の家庭でもその仕組みを通してお米を購入し、毎日棚田のご飯を食べている。私は日本テレビ、森ビルなどの企業勤務を経て、東京都議会議員を2期つとめ、昨年12月、2度の選挙を経て品川区長に就任。捜真では、毎日3、4時間目の間にチャペルで礼拝。先生たちからお話を聞き祈るのが日課。そんな6年間が今の私たちの「心」をつくっている。(森澤)
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source : 文藝春秋 2023年8月号