「文藝春秋 電子版」は8月9日(金) 19時より、東京大学准教授の小泉悠さんと作家の砂川文次さんによるオンライン番組「F16戦闘機到着で戦局は変わるか ウクライナ戦争の現在地」を生配信しました。
生配信映像は本記事の上部(有料部分)に表示されます。
当日リアルタイムでご覧になれない方も、アーカイブ動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます。アーカイブ動画は生配信終了後、一両日中に公開します。
〈実際に地上戦が始まったのは、弾道ミサイルによる攻撃からかなり経っていて、音威子府と釧路とで最初で最後の戦闘があった。どちらも日本側の大敗といってよかった。空自は、思い出したように釧路で空爆と空中戦とを繰り広げ、国際社会は制裁に動き出し、アメリカもようやく重い腰を上げる態度を示し始めた頃、ロシアが突然、現在極東で起きている不幸な事態は「指揮系統を逸脱した勢力によってなされたものだ」と宣言した。〉 (砂川文次著『越境』より)
先月24日、砂川さんによる新作小説『越境』が上梓されました。ロシア軍の侵攻から10年が過ぎた北海道東北部が舞台となる『越境』は、ノンストップ・ミリタリーアクションともいうべき内容になっています。戦争小説『小隊』の続編ともいうべき『越境』では、旧ロシア軍の武装勢力や日本政府に切り捨てられた自衛隊などの勢力が入り乱れた“無政府状態”が描かれます。
小泉さんと砂川さんの対談は2022年5月に行われた『ロシアを巡る〈虚〉と〈実〉』以来、およそ2年ぶり。
目下、進行中のウクライナ戦争はロシア優勢のまま膠着状態に陥っています。8月4日には、米製F16戦闘機がウクライナに到着したとゼレンスキーが投稿。航空戦力の劣勢が続いていたウクライナ軍にとって失地回復の契機となるでしょうか。
また、先日にはロシア側の義勇兵として戦闘に参加していた大阪在住の29歳の元自衛官が、6月にウクライナ東部ドネツク州の戦闘で死亡していたことが判明しました。過去、「文藝春秋」に「ウクライナ義勇兵を考えた私」を寄稿した砂川さんはこのニュースをどう受け止めたのか。
戦争と文学から「ロシアと戦争」に迫る90分の対談、ぜひご覧ください。
◆番組概要
番組名:「F16戦闘機到着で戦局は変わるか ウクライナ戦争の現在地」
出演 :小泉悠、砂川文次
日時 :8月9日(金)19時〜20時30分 完全オンライン番組です
※視聴するには「文藝春秋 電子版」の有料会員になる必要があります
※冒頭30分をYouTube「文藝春秋 電子版」chで無料配信します
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◆小泉 悠(こいずみ・ゆう) プロフィール
1982年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。外務省専門分析員、未来工学研究所研究員、国立国会図書館非常勤調査員などを経て、東京大学先端科学技術研究センター准教授。ロシアの軍事研究が専門。2019年、『「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略』でサントリー学芸賞を受賞。著書は『ウクライナ戦争の200日』(文春新書)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書)など。
◆砂川 文次(すなかわ・ぶんじ) プロフィール
1990年大阪府生まれ。公務員。元自衛官。2016年「市街戦」で第121回文學界新人賞を受賞し、デビュー。「戦場のレビヤタン」「小隊」が芥川賞候補作に。「ブラックボックス」で第166回芥川賞を受賞。著書に『戦場のレビヤタン』『小隊』『ブラックボックス』がある。2024年7月、新作『越境』を上梓。
◆問い合わせ先
文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp
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