私が今回、聖教新聞を読むにあたり注目したポイントは2つ。
1つは「創価大躍進の秘訣」。本紙ならではの情報が載っているか?
あと1つは「信仰のおかげ」に触れた解説があるかどうか。この2点である。野次馬ですいません。
まず躍進の秘訣を探すと2面に榎木和貴監督のインタビューが載っていた。
――就任2年目で総合2位の結果を残せたことを、どう捉えていますか。
そうそうこの質問。監督はなんと答えているか。
「私の指導というよりも、選手たちが純粋に“箱根に出たい”“シードを取りたい”“3位を目指したい”と真摯に取り組んでくれ、普段の苦しい練習に耐えてくれた結果が、選手たちの成長につながっていると思います。」
…真面目な答えだった。
スポーツ紙で補足しておこう。
《往路で強豪をまとめて倒し、箱根駅伝史に残る“ジャイアントキリング”を成し遂げた創価大の榎木和貴監督は「ミスター箱根駅伝」と言っても過言ではない。》(スポーツ報知1月3日)
中大時代からスターだった榎木監督は卒業後に旭化成に入社。創価大監督には19年に就任し、いきなり初シード権を獲得。
《2年目の今季は、まさかの往路優勝。「学生時の練習をもとに旭化成の選手時代の経験も落とし込んでいる」と話す。榎木監督の在籍当時、学生トップクラスだった中大と実業団の強豪・旭化成の練習の“いいところ取り”で創価大を成長させた。》(報知・同)
今回の躍進に「信仰のおかげ」はあったのか?
では聖教新聞に戻る。私が読みたいポイント「信仰のおかげ」について書かれているか。
一面を読んでいて目立つのは「希望・勝利の年」というフレーズ。
朝日新聞でいうと天声人語にあたる聖教新聞の一面コラム「名字の言」の後半に出てきた。
《「希望・勝利の年」が開幕した。師弟共戦の祈りと誓いという“襷”を胸に、栄光のゴールを目指して、勢いよくスタートしよう。》