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「親の心、子知らずでしょうか」眞子さまにピシャリと仰った天皇陛下のお言葉の重み

「親の心、子知らずでしょうか」眞子さまにピシャリと仰った天皇陛下のお言葉の重み

秋篠宮と親交の深いジャーナリストが緊急寄稿

2021/03/15

genre : ニュース, 社会

「多くの人が納得し喜んでくれる状況の前提として、今までもあった問題をクリア(するために)相応の対応をする必要があると申しました。私自身、これは人の家のことですので詳しくは知りませんけれども(中略)ただ一つ言えるのはそれはいろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております」

秋篠宮は2018年の会見で、「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちはいわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません」と発言 ©JMPA

結婚問題は進展させない

 実は秋篠宮さまは、18年11月の誕生日会見で次のように語っている。

「今いろんなところで話題になっていること、これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。そしてそれとともに、やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」

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「やはりきちんと、どういうことなんだということを説明をして、そして多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る、それが『相応の対応』の意味です」とも説明した。

 つまり、多くの国民が、眞子さまの結婚について「納得してもらい喜んでもらう状況を作る」。そのことが秋篠宮さまが求める「相応の対応」という意味なのだ。それができない限り、いわゆる、一般の婚約に当たる「納采の儀」は行えない。

2月19日に行われた、誕生日に際しての天皇陛下の会見 宮内庁提供

 結婚問題は進展させない、ということを秋篠宮さまは明言していた。そして、その解決を金銭トラブルを起こした小室家側に求めていた。しかし、それは、一向に解決されていない。小室圭氏は「相応の対応」をしていない。だから、小室圭氏は正式な婚約者にはいまだなれない。結婚式だって挙げられない、ということなのだ。結婚に対する秋篠宮さまのこうした断固とした姿勢は一貫していると、私は考えている。

 このような、長年の経緯を踏まえた上で天皇陛下は、眞子さまの結婚に対する弟・秋篠宮さまの断固たる姿勢を支持された訳である。だからこそ、この陛下の発言は重たいのだと、思う。

陛下は「尊重して静かに見守って」いたのではなかった

 昨年11月、眞子さまは文書の中で「私がこの文章を公表するに当たり、天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げました。天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております」と、綴られた。

婚約内定 記者会見 ©JMPA

 しかし、陛下は「尊重して静かに見守って」いたのでは決してなかった。やはり、可愛い姪のことが心配で、ドキドキ、ハラハラしながら推移を注意深く見つめていたのだということも、今回、国民はよく理解できたと思う。

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