子どもだっていろんなことわかっているんだなって
――子どもとはなんでも話せる関係を意識しているとのことですが、具体的にはどのようにしているのでしょうか。
ちいめろ 「今日はこういうことがあったんだよ」とか「ママのちっちゃい時はね~」って子どもたちには些細なことでも伝えています。少しシビアな話になりますが、ちいが離婚していることも「こういうことがあって離婚しているんだよ」って説明していて。そうやって本音で話すことで、子どもたちも何でも話せるようになっていると思いますね。
彼氏のあきたんのことも、最初は子どもたちになんて伝えようか迷っていましたが、いざ打ち明けてみたら「知ってたよ~」って言われて。子どもだっていろんなことわかっているんだなって。
GUCCIのキッズ用キャリーケースをきっかけに
――小さい頃からお家でお金の大切さや性教育についても教えているそうですね。
ちいめろ そうですね。恥ずかしがることではないので、生理の話とかもするようにしていますし、ちいの家の経済的な話もしています。
ちい自身、買い物が好きなので、ショッピングに行ってもカゴいっぱいに買っちゃうみたいなことがよくあって。でも、子どもの頃からそれを見ていると金銭感覚がバグっちゃうじゃないですか。
前に一度、子どもたちにお金の大切さをちゃんと教えなければいけないって思った出来事があって。ちい自身、ハイブランドが好きで、自分用にも琉ちゃん用にもよく買っていたんです。琉はブランドとかよくわかっていなかったし、ファッションに興味があるわけでもなかったので、自分から欲しがることはなかったんです。
でも一度だけGUCCIに展示してあったキッズ用キャリーケースを欲しいって言い出して、「買ってもらうまで帰らん」状態になったことがあって。「これ買っても使う機会がないよ」って軽く流してたんですけど、床にしゃがみ込む琉ちゃんを説得しきれずに、結局かなりの値段のキャリーケースを買って帰ったんです。
――それがきっかけで「お金の大切さ」を教えるように。
ちいめろ そうです。買った後に大反省したんですよね。琉ちゃんはただ見た目が気に入って欲しいって言っただけだと思うんですけど、ものの価値とかお金のありがたみをもっと早くから教えるべきだったなって。
だからちいは、今このくらい稼いでいて、生活費にこのくらいかかるんやでって言うようにしています。このくらい稼ぐのにはこんなに働かないといけないよとか。子どもだからといって、隠すのではなくてオープンになんでも話すようにしています。