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【ゴルフ賢人術】シーズンイン直前! 春の“スコアアップ練習術”6ステップ

 ★球数を増やすだけではNG。この即効ドリルでベストスコアを目指そう!

ADVISER/鹿島田明宏プロ
1965年生まれ。名門・日大ゴルフ部で主将を務め、91年にプロ入り。クラブの知識が豊富で各ゴルフ雑誌で活躍中。

◆久しぶりにクラブを握る人向け

 【ポイント】テークバックせずにフィニッシュをつくる

 冬はゴルフを控え、暖かくなってから再開するという人は、身体がスウィングを忘れているので、悪い動きや癖を修正するチャンスです。まず球を置かずに構えたら、テークバックせずにいきなりフィニッシュをつくります(写真1)。

ゴルフ2
 

 目標側だけで動きをつくると、肘のたたみや体重移動が正しくでき、誰もが良い動きになるのです。そしてフィニッシュからトップに向けてクラブを一気に振り上げれば、滑らかで無駄のないスウィングが生まれます。

 これを繰り返したら、次は球を打ちましょう。ポイントは素振りを行う順番で、球を打った後にすぐ素振りをします(写真2)。

ゴルフ3
 

 球の行方は気にせず、アドレスに戻ってもう一度振るという意識を強く持てば、軸がブレずに頭が自然に残り、正しいスウィングが身に付きます。

◆身体が硬くなった人向け

 【ポイント】目と足を閉じて重さを感じて振る

 加齢によって身体が硬くなり回らなくなったという人は、目と足を閉じた素振りがお勧めです(写真3)。こうすると五感が鋭くなり、クラブの重さをより感じられます。結果、関節が柔らかくなり可動域がアップ。
 

ゴルフ4
 

 球を見ないので、動きに制限がかかりません。また不思議なことに、頭がしっかり残り、理想的な軸回転になるのです。

 もう一つは、クラブを2本持ち、勢いをつけて左右に振ります(写真4)。

ゴルフ5
 

 クラブに振られる感覚で、身体のねじれをつくらないことがコツです。バックスウィングからトップにかけては、左打ちのフィニッシュをイメージ。右から左、左から右という動きを繰り返すと、より大きなスウィングになります。

◆アプローチが苦手な人向け

 【ポイント】ティーを高くしてウエッジで打つ

 スコアアップにはアプローチの上達が必須です。そこでドライバーのようにティーを高く設定し、ウエッジで球を打つことから始めましょう(写真5)。

ゴルフ6
 

 
これはクラブの適正な入射角とフェースに球が乗る感覚をつかむのに最適。上から打ち込むとクラブが球の下をくぐってしまうので、ややアッパー気味に打つのが正解です。

 また、右手1本でのハーフスウィングも苦手克服に有効です(写真6)。

ゴルフ7
 

 アドレスで右腕と身体との一体感を高めたら、肘から上の部位(肩)を動かすのがコツ。肘から下(手首)を使ってヘッドを走らせると当たりません。この右手1本の動きに左手を添えれば、基本に忠実なスウィングが完成します。

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◆トップの位置が安定しヘッドスピードが大幅アップ

11代目のゼクシオはさらなる進化を遂げた「ゼクシオ イレブン」とゼクシオ未体験世代のための「ゼクシオ エックス」という2機種が誕生!

 ゼクシオだから実現した、新発想のテクノロジー

 アマチュアの大半はトップの位置が安定せず、スイング軌道がバラついて芯を外してしまう。これを新発想の「ウエイト・プラス・テクノロジー」が改善。クラブ全体を軽量化した上で、グリップエンドにシリコンラバーブッシュという新素材を埋め込むことによりトップが安定。テコの原理の応用で手首のコックも深くなり、自然に飛びのパワーポジションに導いてくれる。

 鹿島田明宏プロは「スイングが安定するだけではなく、インパクトで手元が浮かないのでヘッドが効率よく加速。イレブンは球のつかまりが抜群で、スライスに悩んでいる人にお勧め。エックスは力強いインパクトと振り応えがあり、上級者も満足できる」と分析。この革新的技術をぜひ一度体感してほしい。

ゴルフ_ゼクシオ
 

 

構成・文/小山俊正 写真/山元茂樹 デザイン/木下容美子   取材協力/プロショップ・ジャパンゴルフ(東京都) 

source : 文藝春秋 メディア事業局