過去の悪行からバブル時代、新ビジネスまで10時間語り尽くした
黒田 変なことを聞きますけど、韓国語はどれくらい話せるんですか。
許 うーん、センセイ(黒田氏)の半分くらいかな。
黒田 日本生まれ、日本育ちの在日2世としては出来る方ですね。どこで勉強したんですか。
許 ここで暮らしながらの実践です。日本ではNHKの通信講座で少し習いましたけど。ゆっくりならハングルも読めますし、書けますよ。韓国での生活は今年で5年目になりましたから。
黒田 奇妙なことに今、日本では“バブルブーム”なんです。1980〜1990年代のバブル経済時代に関連する書籍が相次いで出版されるなど、当時を回顧する人が増えています。「許永中」はバブルの時代を象徴する歴史的人物と言っていいでしょう。「闇の金脈」「金融フィクサー」「最後の黒幕」「バブルの怪人」……あらゆるダークな形容句で語られてきました。
許 なぜそのように呼ばれているのか、自分でも正直よう分からんのですわ。私は金融業をやったことは今まで1度もありません。金融業者はむしろ嫌いです。カネ自体を商品にしようなんて考えたこともない。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2018年04月号