中島 いわゆる森友学園問題が連日のように報じられる中で、安倍昭恵総理大臣夫人がすっかり「時の人」になった感があります。
最初は「名誉校長」就任の是非が焦点でしたが、学園への100万円の寄付やら、財務省への口利き疑惑など、次々に話題が広がって昭恵夫人に注目が集まるようになりました。
石井 実は、本誌3月号に私の書いた「安倍昭恵『家庭内野党』の真実」が出た直後は、「こんなに踏み込んで大丈夫か」という意見が多かったんです。今回の問題が起きる前は、親しみやすい人柄を持ちながら、夫と異なる意見も堂々と言う「家庭内野党」とわりと世間の評判はよかったわけですから。
古谷 それが今回の一件で一変した感じですよね。
石井 ええ、だから籠池さんとの関係がクローズアップされるにつれ、私の原稿も逆に「突っ込み不足だ」と言われるようになった。
そう言われたのには理由があって、森友学園については原稿の最後でちょっと触れただけだったんですね。初めてネット上でその存在を知ったときは、教育勅語の唱和やら中国韓国を敵視するといった教育方針を掲げている幼稚園なんて「偽ニュース」の類いかと思いました。
古谷 そんな幼稚園の存在自体が妄想なんじゃないかと。
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source : 文藝春秋 2017年05月号