お世継ぎ、離婚歴、メディアとの対立……数々の試練をどう乗り越えたのか
ロイヤルブルーのカーペットの上を、ゆっくりと歩かれる皇太子殿下と雅子妃殿下。アイボリーのロングドレスをお召しの雅子さまは、皇太子さまとともに、時折立ち止りながらにこやかに手を振られた。オランダ新国王即位式のご出席は、雅子さまにとっては十一年ぶりの海外公務である。
私は昨年の十月まで、十五年にわたって日本テレビ「皇室日記」のプロデューサーを務めた。取材範囲は日本の皇室だけではなく、世界の王室、特にプリンセス取材に力を注いできた。
本稿では、次世代王室を担う女性たちのなかでも、試練を乗り越え、輝いているオランダのマキシマ妃(42)、イギリスのキャサリン妃(31)、スペインのレティシア妃(40)の三人を紹介したい。
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「私は、彼の娘ですわ……」
マキシマ妃は、記者から「父上は結婚式に参加するのか」と質問されると言葉を詰まらせ、こみ上げる感情を抑えながら瞳に涙を浮かべた。会見場は水を打ったように静まり返った。
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source : 文藝春秋 2013年07月号