石破総理との相性は心配ない

総力特集 トランプ帝国の逆襲

岩屋 毅 外務大臣

NEW

ニュース 社会 政治 国際

米国は、正しいリーダーシップを発揮せよ(取材・構成 峰田理津子・ジャーナリスト)

「えっ、なぜ私が外務大臣なのですか?」

 自民党総裁選の数日後、石破茂総理から外相への起用を打診された時には思わず聞き返しました。

 これまで、外務副大臣や防衛大臣を務めてきましたから、外交・安全保障分野には経験がありましたが、総裁選で石破陣営の選対本部長を務めたものの、ポストの希望などは伝えていませんでした。そもそも、何かになろうと思って石破さんを応援したわけではない。

 総裁選に当選した日の夜、議員宿舎で、2人きりで勝利を祝った時も、「今日からあなたは任命権者です。4日後には内閣総理大臣になる。私は人事については一切口出ししませんから、自分の思うようにお決めになればいい。私の希望はありません」とお伝えしていました。

 ですから、外相と聞いた時には正直、驚いたのです。そんな私に石破さんは「防衛と安全保障が分かる人に外交をやってもらいたい」と。石破さんは安全保障政策を極めたスペシャリストですからね。そんな風に言われたのであれば、考えざるを得ない。

 現在の日本は戦後最も厳しい安全保障環境にあります。外交と防衛が表裏一体となってこの難局を乗り切っていかなければならない。石破政権を外交の側面から支えていこう。「これはもう受けるしかない」。そう覚悟を決めました。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!

初回登録は初月300円

月額プラン

初回登録は初月300円・1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

18,000円一括払い・1年更新

1,500円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2025年2月号

genre : ニュース 社会 政治 国際