「BRICS諸国がドルから離れようとしているのを、黙って見ている時代は終わった。(中略)強力な米ドルを代替する通貨を支持することもないという確約を求める。さもなければ、100%の関税を課し、すばらしいアメリカでの販売に、さよならを告げることになるだろう」
アメリカのドナルド・トランプ次期大統領は2024年11月30日、SNSにこう投稿しました。ドルを基軸通貨とする現在のシステムへの挑戦に対する牽制です。確かに中国やロシア、インドなど新興5カ国を原加盟国とするBRICSは、ドルを貿易取引などで使用しない「脱ドル」を進めてきました。さらに2024年1月には、イラン、エチオピア、エジプト、アラブ首長国連邦の4カ国が新たに加わりました。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、「BRICS加盟国の貿易取引で、自国通貨の使用割合は65%に達している」と、ドル以外の取引が広がっていることをアピールし、ドルシステムに揺さぶりをかけています。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
初回登録は初月300円・1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2025年2月号