ステージ4のがん患者となったベテラン医療ジャーナリストが読者に伝えたいこととは――。手記「医療ジャーナリストのがん闘病記」(文藝春秋2023年7月号)が大きな反響を呼んだ長田昭二氏(57)が、「文藝春秋 電子版」オリジナル連載で、自身の病をレポートする。
11月1日から化学療法を受けることになった
この原稿が配信される11月1日、僕は神奈川県伊勢原市にある東海大学医学部付属病院に入院する。
これまでいろいろと理由を付けて逃げ回って来た化学療法だが、いよいよ逃げられなくなってしまったのだ。
いま、がんの化学療法に使われる薬は、大きく3つに分類される。
古い順に、殺細胞性抗がん薬、分子標的薬、そして免疫チェックポイント阻害薬の3種。
今回僕に使われる「ドセタキセル」という薬は、この中の殺細胞性抗がん薬に分類される。
基本的に3週間に一度の割合で静脈に点滴投与し、8回続けたら少し休んで次の薬に変更する。
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source : 文藝春秋 電子版オリジナル