いま知っておくべき論点を、専門家がコンパクトに解説する「文藝春秋オピニオン 2026年の論点100」。この人気ムックの記事を「文藝春秋PLUS」でも紹介します。
ウクライナ侵略を続けるロシアのプーチン政権は、トップエリートの高齢化が進み、世代交代が近づいている。プーチン時代は、2000年の大統領就任から25年超と異例の長期政権になっているが、独立系メディアは、プーチン大統領(73)が任期半ばで退陣し、若手に道を譲るとの情報を流し始めた。
エリートの間では既に、経済利権の継承が進んでおり、ポイントとなるのは政治権力の世襲が始まるかどうかだ。
実際、プーチン氏とその側近たちは、この数年、“世襲”に向けて着々と準備を進めてきた。
2025年6月、ロシア第二の都市サンクトペテルブルクで行われた国際経済フォーラムが、その政権エリート二世たちのお披露目式となった。
プーチン氏の長女でモスクワ大学医学教育研究所副所長のマリヤ・ボロンツォワ氏(40)、次女で投資財団を率いるカテリーナ・チーホノワ氏(39)が登場。自らの専門分野をアピールした。2人とも日本語を学び、長女はフジテレビの取材に「ロシアへようこそ」などと日本語で応じた。

政権発足当初、家族へのテロを恐れたプーチン氏は、「娘の写真を公表したものは刑事罰に問え」と命じていた。
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source : ノンフィクション出版 2026年の論点

