いま知っておくべき論点を、専門家がコンパクトに解説する「文藝春秋オピニオン 2026年の論点100」。この人気ムックの記事を「文藝春秋PLUS」でも紹介します。
「ネットミーム」というものがあります。漫画や写真のヒトコマなどを使って自分の感情などを表現したものが、転載に転載を重ねて、多くの人に使われるようになったものを言います。
白いメンフクロウの赤ちゃんが地面を走る写真も、2025年2月下旬にネットミームになりました。元はオランダの写真家の作品だったものがSNSで紹介され、〈エッホエッホ ママに夜ご飯いらないって伝えないと〉などとキャプションがついて広まったのです。
たしかに、「エッホエッホ」と一生懸命走っているようなフクロウの姿です。いろいろな人が、この写真に「エッホエッホ……」で始まる文章を添えて投稿しました。うじたまいさんによる「エッホエッホ豆知識」という歌もできました。もはやエッホエッホブームです。

なぜ急にこんなブームが起こったかはいろいろな分析がありますが、メンフクロウという鳥が愛されるようになっていたことも背景にあるでしょう。
日本に本来いなかったこのフクロウは、近年、ペットとして飼われるようになりました。白く丸い顔、つぶらな黒い目。フェネック(小形のキツネ)やスローロリス(小形の猿)といった新顔の人気の動物とともに、今後の国語辞典に載せるべきかどうか、注目しているところです。
このブームによって、ハッとさせられたことがあります。というのは、「エッホエッホ」という掛け声はごく日常的に使われているのに、まだ辞書に載っていないのです。『三省堂国語辞典』の場合、「えっさえっさ」の項目があり、その中で「えっさほいさ」には触れていますが、「えっほえっほ」はありません。
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source : ノンフィクション出版 2026年の論点

