いま知っておくべき論点を、専門家がコンパクトに解説する「文藝春秋オピニオン 2026年の論点100」。この人気ムックの記事を「文藝春秋PLUS」でも紹介します。
中国、ロシア、北朝鮮といった専制主義国家に周囲を囲まれている日本は、どうしたら生き残ることができるのか。私の考えでは、日本は安全保障の50%を同盟国などの友邦に、そして残りの50%は敵に頼るべきです。
「敵に頼る」とはどういうことか。
それは地政学的な力学を利用するということです。
ロシアは中国のすぐ上に位置しており、中国とのパワーバランスを常に意識しています。じつは広大なシベリアよりも、ハルビンがある黒龍江省のほうが人口は多い。シベリアに住むロシア人たちは、中国の影響力が増大することを非常に恐れて、不満を訴えています。
このパワーバランスの変化は、ここ20年ほどで顕著になりました。約20年前、私が北京を訪れたとき、ディスコにはウラジオストクから来たロシアン・マフィアが大勢いました。彼らのなかには銃を持っている者もいて、女性を斡旋するなどして羽振りを利かせていたのです。
しかし、今やその状況は一変しました。中国のギャングがウラジオストクに進出し、かつて北京にいたロシア人たちを追い出し、彼らが支配していた女性たちをもコントロールしています。力関係が完全に逆転したのです。
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source : ノンフィクション出版 2026年の論点

