コロナ禍に揺れる2020年11月に発売になったソニーの次世代ゲーム機「PlayStation 5(PS5)」。先代のPS4などよりも大幅にパワーアップした今回のモデルには発売前から大きな期待が寄せられ、発売3ヵ月が経ってもいまだに入手困難な状況が続いています。

 初代PSが発売されたのは1994年12月。四半世紀以上、ゲーム業界全体をひっぱってきた名作ハードPlayStationシリーズ。文春オンラインでは2020年11月15日までの46日間、オールタイム「もう一度やりたい!プレステゲーム」と題したアンケートを実施し、合わせて「一番名作だった歴代PlayStation」を聞きました。

あなたの「推し」PSの順位は? ©iStock.com

 あなたの「推し」PlayStationにはどんな声が寄せられているのでしょうか。結果と共にご覧ください。

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■PlayStation 約37%

初代PlayStation(左下)登場時、3DO REAL FZ―10(左上)、PC―FX(右上)、セガサターン(右下)など、市場には次世代ゲーム機として多くの競合製品が投入されていた ©共同通信社

発売日:1994年12月3日
発売時の希望小売価格:3万9800円

 3Dグラフィックを大きく広めた家庭向けゲームの名作。セガ・エンタープライゼス(現・セガ)の「セガサターン」、任天堂の「NINTENDO64」と「次世代機戦争」と呼ばれた激しい競争を勝ち抜き、据え置き型としては初めて累計出荷台数が1億台を超えるベストセラーになりました。

 カセットではない「ディスク型」のゲーム、メモリーカードなど、印象的な意匠はエポックメイキングな存在でした。

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「やっぱり初代。『ボン!』で始まるCM群も、いくぜ100万台とかカッコ良かった。最近のようなリアルを追求したゲームより、まだ限界があった頃のグラフィックが好きです」(男性・42)

「いくぜ100万台のコピーが印象的。ほんとにあっという間に100万台だった」(男性・51)

「容量も、これくらいで十分だと思う。以降はグラフィックが異常に綺麗になったとかの変化くらいしかない。ゲーム自体の面白さはこの頃で十分」(男性・28)

「思い出補正で初代が一番の名作だと思う」(男性・29)

「最初見た時のグラフィックは衝撃的だった。それ以降は『初代のアップグレード版』にすぎない」(男性・46)

「初めてのCD型のゲームでコントローラーも斬新。あんな衝撃はなかった」(女性・36)

「それまでROMカセットで1万円を超える高額に達していたゲームソフトをCDに変えたことで5800円に低価格化させた功績が大きい」(男性・52)

「中古で1000円以下のソフトでもたくさん面白いものがあったから」(男性・34)

「家庭用ゲーム機の転換期を作ってくれたと思っています。それまで任天堂一強に近い状態だったと思うので、ゲーム業界の雰囲気をガラリと変えてくれたと思います」(女性・39)

「今ではほとんどお目にかかれないマニアックなソフトがたくさん出ていて楽しかった」(男性・44)

「ファミコン(FC)からスーパーファミコン(SFC)へ、SFCからPlayStation(PS)へ……。この流れの中で初代PSの精緻なグラフィック、奥深い音質に衝撃を受けました。この『衝撃の大きさ』=『感動の大きさ』という点で初代PSの右に出る機種はありません」(男性・56)

「初代PlayStationのころは挑戦的なタイトルが非常に多く、海洋探索ゲーム『アクアノートの休日』や夢の世界をさまよう『LSD』など、とにかくいろいろなゲームを楽しめるハードでした。ゲームソフトの値段も安くなるなど、従来のゲーム機とはまったく違う部分が印象的でしたね。周辺機器としてはPocketStationが特にインパクト大。『どこでもいっしょ』でトロとたくさん遊んだり、『ファイナルファンタジーVIII』や『サガ フロンティア2』でアイテムを探した人も多いのではないでしょうか」(男性・60)

「高校の時のバイト代で当時4万位だったでしょうか? 嬉しさと感動がありました」(女性・36)