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新たな“暴行事件”への河瀬監督の対応は

 河瀬監督に事務所を通し、暴行の事実関係について質問したが、締め切りまでに回答はなかった。

 今年3月には、映画業界内で性加害などのハラスメントが告発されていることを受け、是枝裕和ら映画監督有志6人が声明を発表。そこではこう述べられている。

カンヌ国際映画祭で共に審査員を務めたスピルバーグ監督と ©共同通信社

「映画監督は個々の能力や性格に関わらず、他者を演出するという性質上、そこには潜在的な暴力性を孕み、強い権力を背景にした加害を容易に可能にする立場にあることを強く自覚しなくてはなりません」

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「暴力性を常に意識し、俳優やスタッフに対し最大限の配慮をし、抑制しなくてはならず、その地位を濫用し、他者を不当にコントロールすべきではありません」

バスケットボール女子日本リーグの会長も務める ©共同通信社

 会社の代表という優越的な地位にある河瀬監督が、スタッフに対して暴力行為を働いた今回の事件。日本を代表する映画監督としてどのような説明をするのか、注目される。

 5月25日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および5月26日(木)発売の「週刊文春」では、カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作の主演俳優が3時間にわたり語った河瀬監督との“絶縁告白”、スタッフに対する暴言、河瀬監督の映画制作手法に深く関係する複数のヒロインに対する“イジメ演出”などについて詳報する。

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