河原に林道、崖に沼……常人であれば迂回する「悪路」も、四駆乗りにとっては絶好の遊び場だ。道なき道を踏破することに心血を注ぐ、酔狂なオフローダー達の素顔とは!?
ジムニーが「人生の相棒」に
子どもの頃からオフロード系の車が好きで、18歳で免許を取ってすぐにジムニーを買いました。それから8年間ジムニー一筋で、もうこれで4台目。この車しか知らないんですよ。
なんと言うか、ジムニーは乗れば乗るほどハマってしまう魅力があるんですよね。どんな道でも走れる頼もしさもありますし、高額な車ではないので、アウトドアのギアとして手軽に使える道具感も、愛着につながっているんだと思います。
パーツも豊富で、手軽に自分だけの仕様にできることも魅力ですね。これまでの改造費はトータルで100万円くらいになると思うんですが、乗り替える時に使い回せるところは流用しているので、そこまで負担感はないですね。週末の楽しみが増えると思えば、それほど悪くないんじゃないかと思います。
実は、さっき走っている時、岩に乗り上げてしまったんですよ。助手席のステップがかなり凹んで、ドアがちゃんと閉まらなくなって。なのでこれから、ハンマーで叩いて閉まるように直していきます。
やっぱりオフロードをやっていると、横転したり乗り上げたりっていうケースは珍しくないので、応急措置として自分で板金することも結構ありますね。こうやってキャンプ用のハンマーやバールを使えば、ざっくりと形は戻せますし、ジムニーは汚れてナンボってところがありますからね。
走っていてヒヤッとすることも多いですけど、それよりも「楽しい」というのが上回っちゃいますね。「最終的に車はどうなってもいいから、この瞬間を楽しもう」という気持ちでやっています。車と一蓮托生と言いますか、自分と車のリスクを顧みないのはオフローダーの特徴かもしれないですね。
自分の場合、このジムニーが移動の足になっていて、通勤にも使っています。乗り替える度にジムニーなので、毎回「また同じ型?」とか、「何が変わったの?」なんて聞かれますね。理解はされませんけど、「好きなんだね」くらいに思われている感じですね。
免許を取ってから、ジムニーが人生の相棒のようになっているので、これからもジムニー以外は考えられないですね。一回乗ってしまうと、魅力に取り憑かれて手放せなくなる車だと思います。
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