親や先生の言うことをよく聞く良い子ちゃんよりも、まだ何色にも染まっておらず、誰の手も加わっていない子どもらしい子。そんな「生意気な子」をのびのびと育てるのがジャニー氏流なのだ。ヘンな編笠を土産として渡されても笑いながら楽しんでいる中山の姿は、そんなジャニー氏を髣髴とさせる。
実際、ネット上では視聴者たちの「ジャニーさん見てる?」「ジャニーさん、帰って来てる」「ジャニーさん、お盆には早すぎるのに」などという声が散見される。
改革派の滝沢副社長との“本当の関係”
そして嬉しいのが、そんな中山と改革を進める滝沢副社長との仲が良好なこと。
2022年でソロデビュー10周年を迎えた中山優馬の28歳の誕生日。Johnny’s netオンラインで配信された『中山優馬 10th ANNIVERSARY ファンミーティング』でこう発言した。
「うちの会社の幹部の方が来てくれたんですよ」
「僕の大好きな、尊敬する会社の偉いさんですね。元先輩の方といいましょうか」
『サイゾーウーマン』(1月27日配信)では、この人物が滝沢秀明氏のことだとファンの間で推測されていたと報じられている。また、『週刊朝日』(2022年7月7日)では、「昔見てた先輩たちの背中ってすごく大きかった」と語り、「特に誰の背中が?」という問いにこう答えたのだ。
「滝沢(秀明)くんですね。いつでも一番しんどい選択を自分で背負ってたし、それがカッコいいなと思ってました」
ときどき会社が大きくなりすぎて、意外に知られていない僻地にある小さな店舗が1号店だったり、のれん分けした方が有名になり、元祖のほうが無名でこぢんまりやっていたりするパターンがあるが、ジャニーズ事務所も今まさにそんな感じなのではないか。
ビジネスとしてうまくまわっている「本店」よりも、マイナーな局のマイナーな番組にひっそりと詰め込まれた「ジャニーさんの残り香」がなんだか懐かしくて仕方ない。