PCでの作業を効率化するには、キーボードショートカットを覚えるのは効果的な方法の一つです。とはいえコピー&ペーストをはじめとする基本的なキーボードショートカットはすでに覚えてしまっていて、これ以上は覚える余地がない、そう考える人も多いのではないでしょうか。

 しかし最新のWindowsでは、伝統的なショートカットにはなかった、カユいところに手が届く、新たなショートカットキーが多数追加されています。これらはWindowsの独自キーであるWindowsキーとの組み合わせ、例えば「Windows」+「A」などで動作するのが特徴で、これらをマスターすれば、作業効率を大幅に向上させられます。

 これらWindowsキーとの組み合わせによるショートカットは、すでにほぼ全てのアルファベットはもちろん、数字などあらゆるキーに割り当てられていますが、いかんせん数が多すぎるため、今回はその中でも即戦力として役に立つ5つのショートカットを紹介します。記事の最後に掲載する全ショートカット一覧も参考にしつつ、まずはここからマスターしてみてはいかがでしょうか。

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Windowsの独自キーであるWindowsキーを用いたショートカットは、従来のショートカットにはなかった、カユいところに手が届く機能が多数盛り込まれています

複数のクリップボード履歴を操れる「Windows」+「V」

 通常の「Ctrl」+「V」が、いまクリップボードにあるアイテムを貼り付けるだけなのに対して、「Windows」+「V」は、過去のクリップボード履歴から自由にアイテムを選んで貼り付けられます。コピーやペーストを繰り返す作業の手順を激変させるこのショートカット、資料作成などでテキストのコピペを繰り返す機会が多い人は、ぜひマスターしておきたいところです。

キー割り当ては「Windows」+「V」。通常のペースト(「Ctrl」+「V」)のCtrlをWindowsに置き換えたものと考えればすぐに覚えられます