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 券売機には「唐揚げ2ケそばうどん」(660円)もある。また、「お持ち帰り用唐揚げ1ケ」は170円だ。あのデカさなのにこんなに安くていいのだろうか。見ていると持ち帰りで買っていく客も何人かいた。話によると一気に25個買った人が過去にはいたそうだ。これで一杯やるのは最高だろう。

 さて、どんぶりがすぐに登場した。名物の唐揚げだが、改めてみるととんでもないデカさである。大人のげんこつよりデカい。別名ゲンコツそばなどとも言われている。

券売機の下の方にテイクアウトのボタンが並ぶ

 まず、つゆをひとくち。返しがしっかり利いて甘さが少ない味である。出汁は鰹節や鯖節を使ったふくよかな味である。そばはやや太めで少し硬めに茹で置きされた麺である。デカい唐揚げをかじりながらそばを啜り、つゆを飲む。いやはや途中から唐揚げと格闘するような雰囲気だ。唐揚げ1つで腹はいっぱいだ。「唐揚げ2ケそば」を頼む客も多いというからすごいことである。

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「唐揚げ1ケそば」(490円)
唐揚げの食べ応えがすごい
我孫子駅改札を出て南口へ

工場を訪問してみると驚きの連続が…

 お店の人に聞くと植崎さんは工場にいるというので、我孫子駅改札を出て南口に降りたすぐにある本社兼工場に行ってみた。するとちょうど会社の通路を向こうから植崎さんが歩いてくるところだった。お元気そうでなによりである。

弥生軒の工場へ
3代目の植崎和基さん(64歳)

 さっそく、植崎さんにお願いして唐揚げを作っている工場を見せてもらうことにした。工場はビルの地下に降りた所にあった。自分の想像では小さなキッチン位の規模を予想していたのだが、それは驚くくらい広い工場だった。しかも衛生管理した服装の従業員がたくさん働いていた。