1月19日にスタートしたTBS日曜劇場「御上先生」。国語教師役で出演する吉岡里帆(32)は、その日も撮影に臨んでいた。
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悩める教師役の吉岡が見せる、舞台裏での“姉御肌”
松坂桃李扮する文科省の官僚が私立の進学校に教師として赴任、エリート予備軍の生徒たちを挑発しながら教育現場を改革していくストーリー。初回の平均世帯視聴率は12.2%とまずまずの好スタートを切った。吉岡は松坂が赴任したことによって、クラス担任を外されてしまう役どころ。
「吉岡、松坂が教師役という設定は、2016年の宮藤官九郎脚本ドラマ『ゆとりですがなにか』を彷彿とさせます。あのドラマでは童貞の松坂が吉岡に翻弄される関係でしたが、今回は真逆。マジメで生徒想いの吉岡が、得体のしれない官僚役の松坂に『戦うべきです』と振り回される役です」(スポーツ紙記者)
初回放送日も、横浜市内の私立高校を借りてのロケが行われていた。
「数百人のエキストラを入れての大掛かりな撮影で、学園理事長役の北村一輝さんや文科官僚役の岡田将生さんも参加していました。吉岡さんも1日かかる撮影に疲れた様子を見せることなく、しっかり務めていましたよ」(ドラマスタッフ)
吉岡は舞台裏でも生徒想いの顔を見せているという。
「昨年末の撮影現場には、吉岡さんがスコーンのようなスイーツとコーヒーなどのポットを並べたおしゃれな“プチカフェ”を差し入れてくれました」(同前)
悩める教師役の吉岡だが、生徒役の若手俳優に“姉御肌”を発揮することも。
「学園ものドラマは、ドラマ自体が将来のスター候補を発掘するオーディションのようなもの。吉岡さんはプレッシャーを感じる若手俳優たちから相談を受けることもあり、親身になってアドバイスをしているようです」(同前)
事務所休止で、戸惑いと不安の1年
吉岡自身も昨年は激動の1年だった。所属事務所「エー・チーム」の芸能部門が休止したのだ。
「18年に創業社長が亡くなった後、事務所経営をめぐって後継社長と先代の夫人の関係が悪化。後継社長は23年に若手有望株の神尾楓珠を連れて事務所を去っていました。吉岡自身も事務所休止に『戸惑いと不安と喪失感でいっぱいだった』とコメント。身の振り方が注目されていました」(前出・スポーツ紙記者)
吉岡が選んだのは、売れっ子女優が多く所属する「フラーム」だった。