7人の脅迫者のいない世界へと旅立ったX氏

 そして、

《知事、4人組、強硬な2人の維新県議……七夕の日、X氏は、7人の脅迫者のいない世界へと旅立った。家族へのメッセージと共に「百条委を最後までやり通して」と書き置いて。》

 維新の岸口、増山両県議はこの時点で暗躍していた。さらにこのあと立花氏に「文書」と「音声データ」をそれぞれ渡したのだ。今回経緯がハッキリしたのはTBSテレビの『報道特集』が放送で世に問うたことも大きい。メディアがちゃんと検証して報じるのは重要だと痛感する。

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立花孝志氏 ©時事通信社

 では最新の記事を紹介して終わろう。

『兵庫 百条委 “知事の言動パワハラ行為の可能性ある”報告書案』(NHKニュース・2月21日)

 百条委員会が、知事のパワハラの疑いについて、「おおむね事実だったと言える。知事の言動はパワハラ行為とみなされる可能性がある」といった内容の報告書案を近く取りまとめることになった。告発内容に否定的だった維新の会は反対しない立場に転じた。

 原点に戻ったとも思えるがあまりにも犠牲は大きい。そして、斎藤知事は今も他人事のようなコメントを連発している。