「飯島さんはどんなに酔っ払っても明るいお酒です。みんな、そんな人柄に心をつかまれるんでしょう」(芸能関係者)

 今年のNHK大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で大河初出演を飾ったのは飯島直子(56)。かつて缶コーヒーのCMで“癒し系”と親しまれた女優は、新境地を開拓中で――。

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視聴者を驚かせた“眉無し”メイク

 1988年のデビュー以来初となる大河で、主演の横浜流星扮する“蔦重”こと蔦屋重三郎の養母・ふじを演じる飯島。身寄りのない子供たちを育てる、吉原の引手茶屋の女将役だ。

「視聴者を驚かせたのは、“眉無し”メイク。江戸時代中期の時代考証を忠実に反映しているため、既婚女性の身だしなみの1つで眉毛をそり落とす『引眉』風のメイクで撮影に臨んでいるのです。本人もそれを楽しんでいるようで、2年前に開設したインスタでも、眉無し顔を強調した写真をたびたび投稿しています」(芸能デスク)

癒し系の元祖(BSフジ番組公式HPより)

 インスタのフォロワー数は約45万人を誇る。

「自慢の手料理を披露することもあれば、ファストフードやチェーン店のラーメンをアップすることも。ファンからのお悩み相談のコメントには、一旦メモに書き写して考えてから返信しているそうです。大物芸能人とは思えない自然体の投稿が、女性を中心に共感を呼んでいる」(同前)

家族思いな性格の飯島さん

 私生活では二度の離婚を経験し、現在はおひとりさま生活を謳歌中。2度目の結婚生活の最中だった2014年頃には、がんを患った父の看護などのため、芸能活動をセーブしたこともあった。

「飯島さんは人一倍、家族思いな性格。人気絶頂期の01年には、横浜市内の実家近くに延べ床面積240平米超の3階建ての家を建てて、両親にプレゼントした。現在の資産価値は1億5000万円ほどになります。彼女は他にも、03年に一括で購入した都内の超高級マンションを所有しており、看護生活中は東京と横浜との2拠点生活を送っていた。ちなみに都内のマンションの現在の価格は約6億5000万円です」(飯島の知人)

 だが、その最愛の父も17年に死去。飯島が贈った一戸建てで暮らしていた母も、21年、くも膜下出血で急逝した。