【捕手】

10  甲斐 拓也  (かい たくや)  1992年11月5日生まれ
ソフトバンクから移籍
背番号10の後継者。少年野球教室の質問コーナーでは「なるべく投手に寄り添うようにしている」と答える古き良き昭和の女房役タイプ。甲斐の存在はSDGs、受けるピッチャーは誰一人として取り残さない。 (柳 賢)

22  小林 誠司  (こばやし せいじ)  1989年6月7日生まれ
“スガコバ”解散と甲斐拓也の加入により、逆風が吹き荒れる。しかしその経験値と人間性そして美肌には尊敬の眼差しが飛び、巨人に欠かせない存在には変わりない。逆境に負けず今季もグラウンド内外で輝きを放つ。 (しらG)

24  大城 卓三  (おおしろ たくみ)  1993年2月11日生まれ
「打つ打つと言っても2割6分のホームラン3本」と阿部監督から辛辣な言葉を浴びた昨季は二軍落ちも経験。雪辱を期す今季はOP戦初戦で逆転弾を放ち好発進。ライバルも鈍足も己のバットで一掃し、逆襲の1年へ。 (南別府)

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27  岸田 行倫  (きしだ ゆきのり)  1996年10月10日生まれ
昨年88試合に出場、盗塁阻止率.475。「自分が一番試合に出るつもり」と己れのエンジンにもガソリンを入れた円陣番長。バッテリー間を磨き上げ、味方を鼓舞し、今季は円陣だけでなくダイヤモンドの番長であれ。 (柳 賢)

37  郡 拓也  (こおり たくや)  1998年4月25日生まれ
「僕を探してください」と意気込む捕手+内外野守れる超ユーティリティプレイヤー。新戦力加入で競争が激化中も“帝京魂”でポジションを勝ち取る。昨年末、料理上手な年上女性と結婚。活躍のご褒美はハンバーグだ。 (たかぞう)

67  山瀬 慎之助  (やませ しんのすけ)  2001年5月4日生まれ
「彼ほどすごいボールは見たことがない」と桑田二軍監督が絶賛する爆肩も、昨季は一軍出場2試合のみ。「お前が一流になるのを近くで見守りたい」と言う“師匠”甲斐から多く学ぶためにも、強肩を武器に一軍定着を。 (南別府)

94  喜多 隆介  (きた りゅうすけ)  1998年8月25日生まれ
「選択の幅を広げたい」と一塁守備を準備、「単打だけの選手が欲しいかといわれたら、自分が首脳陣だったら需要はない」とテーマを長打に設定。今シーズンは自ら進んでキャラ変に挑戦、自分の居場所は自分でつくる。 (柳 賢)

ジャイアンツタウンスタジアム  撮影:しらG/文春野球学校

【内野手】

00  湯浅 大  (ゆあさ だい)  2000年1月24日生まれ
坂本門下生として自主トレを共に続ける内野のユーティリティプレイヤー。優勝旅行では坂本らと「シルク・ドゥ・ソレイユ」のハワイ公演を鑑賞し刺激を受けた25歳は、師匠に結果で恩返しして再びここへ戻って来る。 (しらG)

0  増田 大輝  (ますだ だいき)  1993年7月29日生まれ
好きな食べ物の1位〜3位を貝類が独占する貝大好き人間。特に好きなのがカキで、オフには3日間で約250個近くのカキを完食したという。度々常人離れしたプレーで観客を魅了するが、カキ食いも常人離れしている。 (南別府)

2  吉川 尚輝  (よしかわ なおき)  1995年2月8日生まれ
昨季終盤に肋骨骨折。優勝を決めた広島戦には「上からも下からも痛み止め」を使用して出場し、5打数4安打と大車輪の活躍。念願の全試合出場とGG賞を獲得した。オフに結婚も発表。“なお輝”な未来しか見えない。 (たかぞう)

5  門脇 誠  (かどわき まこと)  2001年1月24日生まれ
「目立つような選手になりたい」と宣言したのは全員が主役ともいえる漫画「ブルーロック」にハマったのが理由のひとつ。ひと振りで止めを刺し、ワンプレーで味方を助ける。今年、門脇はセンターステージで勝負する。 (柳 賢)

6  坂本 勇人  (さかもと はやと)  1988年12月14日生まれ
人生は何があるかわからない。昨季は落合博満氏の安打数を超え、現役最多の2415本安打を放ちながら二軍調整も。今季はなんと小学校時代にバッテリーを組んだ“マー君”が巨人入り。2人が並ぶお立ち台が見たい。 (たかぞう)

23  石塚 裕惺  (いしづか ゆうせい)  2006年4月6日生まれ
花咲徳栄高からドラフト1位
ドラフト制度開始以降、高卒ドラ1野手としては最も若い番号を与えられた未来の4番候補。キャンプでは打撃投手を務めた矢野謙次コーチが「興奮しすぎて鼻血出た」と語るなど、そのスケールには無限の可能性がある。 (しらG)

25  岡本 和真  (おかもと かずま)  1996年6月30日生まれ
原辰徳や阿部慎之助とはタイプの異なる4番打者。2年間マイペースにキャプテンを担当、見事に役割を全うした。追い風でも向かい風でもマイペースを貫くことができるのは、スーパースターの持つひとつの条件である。 (柳 賢)

32  浦田 俊輔  (うらた しゅんすけ)  2002年8月30日生まれ
九州産業大からドラフト2位
「ディズニーへ行くために野球を頑張ってきた」と語るほどのディズニー好き。子供の頃から年パスを持ち、ぬいぐるみ持参で入寮。もちろんDisney+にも加入済みだ。推し活充実のためにも1年目から暴れ回る。 (南別府)

35  泉口 友汰  (いずぐち ゆうた)  1999年5月17日生まれ
巨人に入って驚いたことに「東京ドームにサウナがあること」を挙げた背番号35。紅白戦で“今年チーム第1号”の本塁打を放った2年目は結果を残し、昨年自重したサウナに「バンバン入っていきたい」と重用する。 (しらG)

40  中山 礼都  (なかやま らいと)  2002年4月12日生まれ
昨季CSでは貴重なプロ初アーチ。ゲスト解説を務めた同級生の髙橋宏斗を「ウルッときますね……」と涙ぐませた。オフには昨季の活躍に驕ることなく鍛錬を続け「今年の僕は違うので」と自信満々。覚醒の時は来た。 (南別府)

55  秋広 優人  (あきひろ ゆうと)  2002年9月17日生まれ
全巨人ファンが覚醒を期待するロマン砲。オーストラリアのウインター・リーグに参加し、夕飯は毎日のようにマクドナルドと慣れない環境下で武者修行を積んできた。そろそろ「惜しい」から抜け出し、令和のゴジラに! (たかぞう)

60  荒巻 悠  (あらまき ゆう)  2002年12月23日生まれ
上武大からドラフト3位
ルーキーでただ1人一軍メンバー入りを果たした。阿部監督が“数を数えない”ことで有名な、腰を低く落としたまま停止するティー打撃も気合いと共に完遂。指揮官を感心させた次は、プレーでも最高の笑顔へと誘う。 (しらG)

61  増田 陸  (ますだ りく)  2000年6月17日生まれ
22年にブレイクの兆しを見せたが、ここ2年は年俸もダウンとなるなど正念場を迎えた。「好きなので気合いが入ります」と語る坊主頭でキャンプに臨み、シーズンの活躍で背番号「61」を出世番号として輝かせる。 (しらG)

今年もストロングな活躍に期待!  撮影:たかぞう/文春野球学校