ブラジャーは10万円のオーダーメイド

――ももせさんのサイズだと下着もないですよね。

ももせ 今はオーダーメイドで10万円のブラジャーを使っています。それを3本持っていて使い回しています。オーダーメイドをうたっている会社さんに10社以上あたって、今は「チヨノアン」さんという会社にお願いしています。

 普通オーダーメイドの会社でもワイヤーは既製品なんですよ。でも「チヨノアン」さんはオーダーメイドのものを工場に発注して頼んでくれて。ただ他の人と同じワイヤーではないので、だいたい10本分を最初にお金を払って作ってもらって、ワイヤーだけをストックとしてお店に置いてもらってます。

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 デザイナーさんと、パタンナーさんが2人ついてくれて、その2人と「ここの強度はこれぐらいじゃないとダメ。でも、ここはストレッチがいる」とすごく相談しながらデザインもしてもらうので、その分、お金がかかってきてるのかなって思います。

©釜谷洋史/文藝春秋

――胸の大きいグラビアアイドルは海外の下着を輸入するとも聞きますが、ももせさんの場合はそれも難しい?

ももせ 「チヨノアン」さんのものを使うまでは海外の大きいサイズのブラも使っていたんですけど、私自身はあくまで日本人の骨格なんですよ。「海外の体型だね」って言われることもたくさんあったんですけど、下着の専門家に言わせるとやっぱり日本人の骨格で、そもそもワイヤーの形が合わないらしくて。

「チヨノアン」さんのことは本当に信用しています。それまでどのオーダーメイドの会社に聞いても最初は「できます」って言われて蓋を開けてみたらできなかったっていうところが多くて。それが「チヨノアン」さんの場合は「正直できるかわからないです」というところからスタートしたんですよ。だからこそ信頼したというのはあります。

――自分にあった下着をつけるというのは本当に大切なんですね。

ももせ 私も今は胸の形をきれいにするのが仕事でも大事なのでオーダーメイドですが、もし今普通に社会人をしていたら、それこそ合わない海外の下着で妥協していた可能性も全然あります。今はオーダーメイドのブラジャーをつけて、肩こりとか腰痛とかがすごい軽減したっていう自覚があって。

――肩こりまで解消されるんですか。

ももせ そうなんです。体調がすごく良くなって。この知識を持っていればオーダーメイド一択だと思うんですけど、普通ならなかなか踏み込めてなかっただろうなって思います。

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