~今回の名品~
パパス
1986年に創業デザイナーとその仲間たちの“そろそろ、大人の男たちが着られる服をつくりたい”という理想をもとに誕生したブランド、パパス。
そのブランド名のルーツは、20世紀最大の文豪と呼ばれたアーネスト・ヘミングウェイの愛称。もし彼が生きていたとしたら、私たちの服を着ていてほしい——。そんな思いでつくり続けたパパスの服は、成熟したセンスと審美眼をもつ大人たちから、長年にわたって支持されている。
「ふつうの服」を標榜しつつも、ふつうではないこだわりでつくられたそのカジュアルウエアは、抜群の着心地に加え、トレンドに流されない遊び心あふれるデザインが自慢である。
パパスが誇る春夏の定番品といえば、真っ先に挙げられる存在がプリントシャツ。旅への憧れを掻き立てるような鮮やかにして繊細なモチーフと、思わず毎日袖を通したくなるような上質な素材が特徴で、ブランド発足以来の人気アイテムです。
毎日ラフに着こなしては洗うデイリーウエアゆえ見過ごされがちですが、実はこのプリントシャツこそが、パパスのこだわりを象徴する名品。その多色使いのモチーフは、“手捺染”という古くから我が国に伝わる伝統工芸的な手法で、一色ずつ手作業によって染められているのだとか・・・。
今回、そんなパパスの深淵なるこだわりの世界に目を付けたのは、なんとテリー伊藤さん!テレビ界に数多の伝説を遺した天才ディレクターは、実はファッションセンスにかけても超一流。最近のパパスに興味を惹かれると語ります。そこで今回はテリーさんと一緒に、パパスのプリントシャツを手がける京都の手捺染工房「都工芸」へ。そのクラフツマンシップをたっぷり調査するとともに、テリーさん流のコーディネート術まで披露しますので、お楽しみください。
◆動画内でご紹介した名品
~今回の名品探訪人~
◆テリー伊藤プロフィール

【名品探訪とは】
世界中の名品を紹介する番組。
ファッション、時計、ジュエリーから、インテリア、酒類、車や家電をはじめとする工業製品等、あらゆる名品を取り上げます。名品の歴史やもの作りへのこだわり、名品にまつわる人や物語を知ることで、その名品がより貴方の人生に彩りを与えます
◆問い合わせ先
PAPAS COMPANY
TEL: 03-5469-7860
https://papas.jpn.com/ja/
source : 文藝春秋 メディア事業局