
日本経済の中心地、東京・丸の内から、“マル秘”財界情報をくわしくお伝えする
■連載「丸の内コンフィデンシャル」
【2025年】
10月号 セブン銀出資の危うさ、パナ異例人事のウラ側、ゼンショー二代目の力量、ガンホーの「一発屋」
11月号 ポスト北尾レースの号砲、ニッセイ出向停止の余波、富士通を襲う巨額補償、トヨタ元副会長の秋波
12月号 取締役は官邸官僚、都の火葬場に中国資本、メルカリの幹部流出、進む“ニデック離れ”
【2026年】
1月号 スルガ銀「負の遺産」、ReFa快進撃の真贋、住商の“戦狼広報”、富山銀行の起爆剤
2月号 《イラスト付き》丸の内コンフィデンシャル名鑑 日本企業の次世代エース56人
3月号 中部電「捏造の泥仕合」、契約至上主義の陥穽、“吉本銀行”への怨嗟、疼く、スゴ腕再建請負人
4月号 西武・不動産開発の反発、KDDI不正の陥穽、SaaSの生存競争、その刀は“なまくら”か
5月号 ←今回
★生涯投資家、強欲の手口
村上世彰氏とフジ・メディア・ホールディングス(清水賢治社長)との攻防戦が早くも第二幕に突入した。2月中旬、村上氏側が再び株を買い増したのである。
昨年1月から、村上氏は長女・野村絢氏や「エスグラントコーポレーション」など受け皿会社を動員し、1000億円超を投じて約18%の株を買い占めた。
両者が一転して“和睦”したのは今年2月初旬。フジは開局以来営々と積み上げてきた利益剰余金の半分以上を吐き出し、約2300億円の自社株買いを実施。対する村上氏は買い占め株の8割近くを高値で売り抜け、300億円超の利益を得た。この時、フジ側は残りの株について、村上氏が「速やかに市場売却する意向」を示し、「株式を今後取得することはないと思う」との回答を得たとした。
ところが3月になると、新たな受け皿会社「ATRA」を使い、再び株を買い始めたことが発覚。村上氏の豪邸に登記されたATRAは4人の子供の頭文字にちなんだ社名と見られ、いわば“本丸”である。
村上氏の手口は一貫している。買い占め先に過大な株主還元要求を突き付け、役員入れ替えや事業の現金化を迫る。そして、最後は自社株買いに追い詰め、高値で売り抜けるのだ。
一方で、弱腰の経営陣を見透かし、再度の買い占めを行う例は少なくない。
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source : 文藝春秋 2026年5月号

