最側近官僚は「公費で不倫出張」常習犯

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高市首相を「サナエ」と呼ぶ異色の官邸官僚には……

 高市官邸の中枢に、異色の官僚がいる。茂木正・官房長官秘書官、60歳。その存在感の大きさを初めて世に伝えたのが、今年4月22日付けの読売新聞朝刊だった。

〈高市の下に側近を集めて官邸でほぼ毎日開かれる通称「正副長官会議」には、茂木も7人目のメンバーとして出席し、政権の意思決定に立ち会う〉

「正副長官会議」――。この会議を官邸の最高意思決定機関としたのが、第二次安倍晋三政権だった。安倍政権をモデルとする高市早苗政権が誕生して以降の参加メンバーは、木原稔官房長官と政務の尾崎正直、佐藤啓の両官房副長官、事務の露木康浩官房副長官、飯田祐二首相秘書官だ。しかし、官邸中枢の彼らですら高市と濃い人間関係があるわけではない。出席者らも「自分は親しかったわけではない」「なぜ自分が起用されたかわからない」と明かすほどだ。そこは、第一次政権時代からの“同志”が集った安倍官邸とは大きく異なる。

 そんな正副長官会議に7人目として、官房長官秘書官に過ぎない茂木が参加している――。その事実は、高市にとって、茂木への信頼が他の官僚とは別格なものであることを周知させることとなった。

「サナエに電話したんだよ」

 茂木は1966年、静岡県に生まれた。北海道大学大学院工学研究科の修士課程を修了し、92年、通商産業省(現・経済産業省)に入省。エネルギー畑を歩み、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長などを経て、2024年7月から政策立案総括審議官を務める傍ら、大阪・関西万博の調整役である首席国際博覧会統括調整官に就任した。同期に事務次官候補の畠山陽二郎・経済産業政策局長などがいる中、決してエリートコースを歩んできたわけではない。そんな男が、官邸中枢に躍り出たのは、昨年10月のことだ。

茂木正・官房長官秘書官(経産省HPより)

「総裁選が終わった後、サナエに電話したんだよ。いい人なんだけど、仲間がいない。俺がやれることは、サナエの話を聞いてやることかな」

 10月10日、大阪市内の和食店でビールを飲みながら傍らの女性にこう語る茂木の姿があった。この女性との関係は後述するが、茂木は彼女にこう続けたという。

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・“ラブホテル代”を公費で……不倫より大きな問題 ・「機密情報の保護」という基本方針に反する行動も

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source : 文藝春秋 2026年7月号

genre : ニュース 政治