
日本経済の中心地、東京・丸の内から、“マル秘”財界情報をくわしくお伝えする
■丸の内コンフィデンシャル
【2026年】
1月号 スルガ銀「負の遺産」、ReFa快進撃の真贋、住商の“戦狼広報”、富山銀行の起爆剤
2月号 《イラスト付き》丸の内コンフィデンシャル名鑑 日本企業の次世代エース56人
3月号 中部電「捏造の泥仕合」、契約至上主義の陥穽、“吉本銀行”への怨嗟、疼く、スゴ腕再建請負人
4月号 西武・不動産開発の反発、KDDI不正の陥穽、SaaSの生存競争、その刀は“なまくら”か
5月号 生涯投資家“強欲の手口”、ホンダ社長続投のナゼ、日産“反転攻勢”の真贋、必然だった「飛び火」
★東海銀行再来の予感
中京圏で地銀再編の胎動が始まっている。
5月13日、愛知県を地盤とするあいちフィナンシャルグループ(FG、伊藤行記社長)と、三重県を地盤とする三十三FG(道廣剛太郎社長)が経営統合に向けて基本合意したと発表した。県境を越える広域再編で、統合すれば総資産は11兆円超に及ぶ。
統合を急いだ背景には二つの要因があった。一つは、近隣のライバル行の再編だ。
「東海地区では地域金融機関の再編が相次いでいる。とくに3月に静岡銀行を傘下に持つしずおかFGと名古屋銀行が、28年をめどに経営統合することで基本合意に至ったと発表したのが、あいち、三十三両経営陣にとってショックだったようだ」(大手地銀幹部)
しずおかFGと名古屋銀の統合によって、総資産22兆円、全国4位の地銀グループが誕生することになる。両経営陣が危機感を募らせるには十分だった。
そしてもう一つの要因は、大株主である投資ファンドの存在だ。
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source : 文藝春秋 2026年7月号

