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平和を考えるキーパーソン
10月号、保阪正康氏の『愛子天皇は歴史の必然である』を拝読した。象徴天皇制を安定的に続けるには、世論に沿い、性別を問わず皇位継承権を認めることが望ましい。だが、女性天皇を容認する声はかき消され、旧宮家の男系男子を養子に迎える案が法制化されてしまった。皇室が国民とともに歩めなくなれば、国民が離れていき、立ちゆかなくなるのではないか。
愛子さまは平和への深い思いもお持ちだ。保阪氏が平和を考えるキーパーソンとして石橋湛山を挙げられたことも感慨深い。私が歴代総理で最も好きな人である。戦前から軍国主義を批判した姿勢と、リベラリストとしての信念にひかれる。首相在任は65日にすぎなかったが、鳩山、岸両政権の間に石橋政権があった意味は大きい。
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source : 文藝春秋 2026年11月号

