金継ぎの金溶くときに兆すのは、予感ではなくかすかな頭痛
誰も来ない神殿の床の模様へと耳をあて空腹をしのいだ
辞書のなか国の古名を知ったなら仇討ちに手を貸さなくていい
白日の看守がいつも持っている安全ピンのようなやさしさ
退屈も筋金入りなら悪くない 黒スグリの実を踏んで歩いた
新しい燔祭(はんさい)へ合わせるはずの手で掬う黄金(きん)色のカタラーナ
新月に呼ばれて頷いたときの視力のなかの湖(うみ)薄かりし
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source : 文藝春秋 2023年11月号