ソウル大学元教授の李栄薫(イヨンフン)氏(68)は、韓国を代表する経済史学者だ。専門領域は李氏朝鮮時代から現代までの経済史で、とりわけ日本統治(植民地)時代の経済に詳しい。かねてから「日本は植民地時代に朝鮮を搾取した」として韓国社会に浸透し通説になっている収奪論は「間違っている」と主張してきた。
今年7月、自身が所長を務めるシンクタンク・落星台経済研究所の研究員ら5名と共同で『反日種族主義』を出版した。慰安婦問題、徴用工問題、独島(竹島)問題、日本統治時代の評価などに関する韓国の反日は“嘘の歴史”に基づくものだと実証的に詳述した本書は、大きな反響を呼び、学術研究書としては異例となる10万部を超えるベストセラーになっている(邦訳版は、近日、小社から刊行予定)。
歴史対立に終わりが見えない日韓関係はこの先どこへ向かうのか。李氏に見解を聞いた。(聞き手・黒田勝弘)
李栄薫ソウル大学元教授
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source : 文藝春秋 2019年11月号