【窪美澄と直木賞受賞作を読み返す】

【窪美澄と直木賞受賞作を読み返す】

(前編)「あの登場人物は私」作中に託したメッセージ|「亡くなっても側にいてくれる」生と死を物語でどう描くか|コロナ禍の“余裕のなさ”を記録|どういう人物に魅力を感じる?【窪美澄】

窪 美澄 作家
村井 弦 文藝春秋PLUS編集長
エンタメ 読書 ライフスタイル

〈番組概要〉
 作家と本の世界を紐解く「+ BOOK TALK」。今回のゲストは作家の窪美澄さんです。2022年に第167回直木賞を受賞した窪美澄さんの作品『夜に星を放つ』。今年2月に文庫化された同作品を、窪さんと別冊文藝春秋編集長の角田さんを交えて、読み返しました。書評では「喪失が描かれている」とされた『夜に星を放つ』ですが、窪さん自身はそれほどフォーカスしたつもりはなかったといいます。当時、どのようなご心境でこの作品を書かれたのか、コロナ禍の当時を振り返りつつ、お話を伺いました。

〈ゲスト〉
・窪美澄|作家
 1965年、東京生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大
賞を受賞しデビュー。2011年、『ふがいない僕は空を見た』が山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、19年、『トリニティ』で織田作之助賞を受賞。22年、『夜に星を放つ』で直木賞を受賞。

<MC>
・村井弦 |文藝春秋PLUS編集長
 1988年、東京都稲城市出身。2011年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「週刊文春」編集部に配属。2015年7月、「文藝春秋」編集部。2019年7月、「文藝春秋digital」プロジェクトマネージャー。2021年7月、「週刊文春電子版」デスク。2024年7月から「電子版統括編集長」となり、2024年12月に映像メディア「文藝春秋PLUS」編集長に就任。

・角田国彦(かくたくにひこ)|別冊文藝春秋編集長/第三文藝部長
 1981年、岩手県出身。2007年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「文學界」編集部に配属。「週刊文春」「オール讀物」「別冊文藝春秋」編集部をへて、2020年9月より第二文藝部。『夜に星を放つ』などを担当。2024年7月より別冊文藝春秋編集長/第三文藝部長に就任。

 

(聞き手=文藝春秋PLUS編集部・村井弦、別冊文藝春秋編集長/第三文藝部長・角田国彦、前編24分)

source : 文藝春秋 PLUS動画

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