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 タテ型の洗濯機なら、まず洗濯槽に水を張ります。その水に直接、洗剤を入れます。

 そして2~3分、洗濯機を回します。これで泡が立つので、そこで初めて衣類を入れてください。

 このひと手間で、洗剤がムラなく溶けて泡立ち、衣類を保護してくれます。

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 タオルをこのやり方で洗ってみると、いつまでも吸水性が落ちず、ふっくらした風合いが長持ちして、びっくりすると思います。

写真はイメージです ©iStock.com

 ドラム式の場合は、水と洗剤を先に混ぜることが難しいので、事前に水と洗剤を1対1の割合で混ぜたものを、洗剤ケースに入れればOKです。

 このワンアクションで、服が長持ちするようになります。

簡単に量をチェックする方法を教えます

 せっかく水の量を多くしても、同時に洗濯物の量を増やしたら意味がありません。

 むしろ、水量は多くして、洗濯物の量はいままでより少なくする。それくらいの意識でちょうどいいのです。水に対して洗濯物は6割程度、と心得ましょう。

 といっても、見た目ではわかりにくいですよね。

 タテ型の洗濯機なら、洗剤を混ぜた水に洗濯物を入れて、洗濯物を軽くこぶしで押さえたときに、水が手首の上あたりまでしっかり浸っていれば合格です。

 一回、手で測ってみれば感覚がつかめると思うので、やってみてください。

 ドラム式の場合は、先に水を入れることができないので、カラの洗濯槽にまず洗濯物を入れます。

 そのとき、洗濯物の量はドラムの窓の半分以下(約15リットル)までにしましょう。

 それに対して、水量は最大量(25リットル)に手動設定します。水量を自分で変えられない機種の場合は、とにかく詰め込みすぎないこと。ドラムの中で叩き洗いをするので、パンパンに詰め込むと、それだけで洗浄効果が落ちます。

 水は多めにして、洗濯物は少なくすることが、いい洗濯の絶対条件です。

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