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――地震でエレベーターが緊急停止し、閉じ込められてしまった時、どのように対処すればよい?

慌てずに外部と連絡を取り、救助を求めます。エレベーターの中にある「通報装置」でエレベーター管理会社などに連絡しましょう。それが通じない場合は「119番」「110番」に通報してください。

連絡が付かない場合でも、何かをたたいて音を出すなどの疲れすぎない方法で、外部の人に「エレベーターの内部に人がいる」ことを知らせてください。

叫び続けたりすると、体力を消耗しますので、注意しましょう。

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「非常用備品ボックス」に入っているもの

――エレベーターの中に「非常用備品ボックス」が設置されているのを見ることがある。設置しているエレベーターは増えている?

そのようなエレベーターは、近年、確実に増えてきています。特に、東日本大震災以降は、様々なところで見かけるようになってきました。

一部の防災関係者が注目し始めた頃(2000年台中頃には既製品が売り出されていた)は、まだほとんど見かけませんでした。

東日本大震災では、関東地区で多数の「閉じ込め」が発生し、救助にも相当時間がかかる例もあったことなどから、段々と設置されるようになりました。

各種の製品があり、それぞれの形状から、「高齢者用のスツール」だと認識されたり、「エレベーターの壁や部品の一部」の様に思われたりするので、知らない方は気づかないかもしれません。

イメージ(非常用備品ボックス)

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――どのような場所(商業施設、マンション、ビルなど)のエレベーターに「非常用備品ボックス」は設置されているのでしょう?

公共施設(役所、会館、図書館、保健センター)、商業施設、マンション、事務所ビルなど、各種の建物のエレベーターに設置されています。

私がかつて勤務していた練馬区役所では、東日本大震災の2年後くらいに、区の関係する公共施設のエレベーターには、一斉に設置されたように記憶しています。

また、近年はいろいろなところで見かけるようになりました。