「自分で精査もせず伝えて巻き込んでしまい、申し訳ない」
木本の個人事務所に尋ねると、投資トラブルについてこう説明した。
「運用者A、Bに対して、木本が数年前から直接出資をしており、予定通りに運用されて収益がありました。そのことから、ごく近い知人に対して儲かった投資案件があるという話の中で投資したいという話になり、運用者A、Bを紹介しました。勧誘などの行為はありません。投資対象はFX及び不動産投資関連です。仮想通貨は一切ありません」
紹介したのは約10名。うち2名は木本が直接資金を預かったという。A、Bとは直接連絡が取れておらず、代理人から受任通知があったという。
その後、木本の携帯に電話をすると、これまで沈黙を守っていた本人が重い口を開き、こう釈明した。
「普段から情報交換をしていた仲間に、『こういう投資話がある』と、自分で精査もせず伝えて巻き込んでしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。本来、お笑い一本でやることを大切にしてきたのに、ある時、投資というものを覚えてしまった。一度失敗したのですが、それで逆に勉強して取り返したいという気持ちになってしまい、のめり込んでしまったのです。これ以上は相手がいるのですいません……」
しかし木本がのめり込んでいる投資はこれだけではなかった――。
このほか、ノブコブ吉村・くっきー!ら芸人への直撃、昨年秋に木本が設立した“仮想通貨”企業の実態、投資仲間の証言など、7月27日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および7月28日(木)発売の「週刊文春」で詳報している。
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